热头条丨35あなたの愛が正しいわ~
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(资料图)
【ED①夫婦がよりを戻すルート】06 その後の僕たち【デイヴィス視点】
そのあとの僕たちは、『抱きしめあうとベッドになだれ込み、数日間、愛を確かめ合った……』なんてことにはならず、明日の仕事のために適度に話を切り上げて解散した。
ローザの後ろ姿を見送ると、先ほどのローザの言葉をかみしめる。
――私、今のあなたのこと、好きよ。
僕の愛とローザの愛には、大きな差があるのはわかっているけど、愛している人に好意をもってもらえるだけで、嬉しくて胸がいっぱいになってしまう。
ローザに『これからも、ずっと側にいていいよ』と許してもらえたみたいで、また涙がにじんだ。
それから、ほどなくして、ローザは妊娠した。
その報告を聞いた僕は、驚きと喜びで、どうにかなってしまいそうだった。
妊娠中のローザがムリをしてしまわないように、彼女の許可を得てから、彼女の仕事を代わりに頼める人材を探して手配した。
そうすることで、ローザは家でゆっくりしながら、最終決裁だけすれば良い仕組みをつくりあげた。
日に日に大きくなっていくローザのお腹が神秘的だ。具合が悪そうなローザを心配しすぎて、ローザに「デイヴィス、少し、あっちにいってて……」と言われてしまう日もあった。
ローザが男の子を産んでくれたとき、出産後の母子ともに無事であることに僕は涙を流した。
僕たちの子どもは、良く寝て良く泣いて、たくさんミルクを飲んですくすくと育っている。
「あなたも抱いてみる?」
ローザにそう聞かれて、おそるおそる腕に抱いた新しい命は、とても小さくてみているだけで壊れてしまいそうで怖い。
「ロ、ローザ……」
困っている僕から、ローザは赤ん坊を受け取る。
「かわいいわね」
そういうローザの顔はとても穏やかだ。
「そうだね、かわいいね」
そう答えながら、ローザの愛を一身に受ける我が子に少しだけ嫉妬してしまう。
でも、僕はもう二度と間違えない。
ローザを愛し、我が子を愛して、生涯大切にすると決めているから。